社会的にもメリットがあるUターン・Iターン

1980年代の高度成長期から現在に続く日本の社会問題になっているのが、地方から若い世代がいなくなることです。

後継者がいなくなり、地方産業が衰退する流れが起きています。

都市部にある企業の多くは、地方の企業から製品を取り寄せて完成品を作っているのが大半です。

そのため地方産業が衰退をしてしまうと、結果的に都市部にある企業にも悪影響を及ぼすことになります。

この問題は結果的に若い世代に影響を与えることが認識されたことで、当事者の若い世代が立ち上がる流れが出来つつあります。

その若い世代の地方再生のやり方というのが、ここで紹介をするIターンとUターンです。

Iターンというのは、都市部に住んでいた若い世代が地方に就職し、そのまま住み続ける事を意味します。

そしてUターンというのは、就職で都市部に移り住んだが、地元への愛着を優先し学んだ技術を還元するために帰ってくることです。

このIターンとUターンが定着することで、いろいろなメリットがあります。

社会問題の一つに挙げられる少子高齢化の原因として、保育園に入所できないことから子供を産めないという状態になっていることです。

これは都市部に人口が密集しているために起きているのですが、逆に考えれば地方であれば保育園や幼稚園の空きがあるので子育てがしやすい環境を意味します。

都市部の企業にとっても、地方にある支社の質を上げるのも業績を上げるのに大事なので、ネット通信などで仕事が出来る環境を整えてあげれば、実力のある若手を支社に送れるので活性化に役立ちます。